茨城県牛久市戸建住宅リノベーション工事の続きです。
2階の和室と洋間2部屋の解体からスタートします。
和室の天井解体からクロス下地まで。
①天井解体
和室の天井と押し入れを解体して撤去しました。
②床の構造用合板張りと補強工事
床の傾きを修正しながら構造用合板でフローリングの下地を作りながら、撤去した柱の代わりに補強を施しました。(押し入れ分部屋が広くなります。)
③天井のクロス下地
床の合板下地が出来て脚立が使えるようになったので、天井の野縁を組んで石膏ボードを張りました。
④壁のクロス下地と開口枠・ドア枠の取り付け
和室は真壁を大壁(洋間)に変更するので、間柱に当たる位置に高さ調整の木材を入れながら石膏ボードを張っていきます。この前に床は構造用合板の上にフローリングを張り終えて養生を済ませています。
(この間に既設サッシを撤去して新規でシャッター雨戸付き断熱窓サッシに入れ替え済みです。こちらに関してはブログの別記事にまとめます)
洋間2部屋の改装
①既設の床(根太まで)を撤去
2階の床も傾きを修正するために根太からやり直しました。(この画像は既設床材を撤去した様子です。)
②床の下地処理
根太を入れる際、新築の許容範囲といわれる3/1000の勾配まで傾きを修正して構造用合板を張っています。
③天井のクロス下地施工
洋間も和室と同様床下地が出来た後に天井の野縁を組んで石膏ボードを張りました。
④フローリング施工
天井の石膏ボードを張り終えた部屋からフローリングの施工を開始。(この部屋も押し入れをオープンスペースに変更します)
⑤壁の石膏ボード張り
フローリング施工が済んで養生し終えた箇所から、壁のクロス下地となる石膏ボードを張っていきます。
石膏ボードを張り終えた様子です。
⑥ドア枠と開口枠
押し入れはオープンスペースにするので開口枠を、廊下への出入り口には既設同様ドア納まりとなるのでドア枠を取り付けました。
ここまでのまとめ
解体から内装下地処理までをまとめてみます。
①解体工事
1階部分の天井・壁・床・根太までを撤去
②土台のジャッキアップ
基礎部分に大きな割れなどが無く、土台や柱の腐食を見られなかったので傾きを修正することに。
③基礎と土台の隙間にモルタルを充填
基礎と土台に出来た隙間にモルタルを充填し、土台通気パッキンを挟み込み床下の換気を確保しました。
④根太と鋼製束設置
今回たまたま入手できた桧の角材を根太として使用し、鋼製束をセットしました。
⑤床下調湿材の敷き込み
床下に防水の専用ビニールシートを敷きこみ調湿材を適量を播きました。
⑥床下地張り
根太の間に断熱材を挟み込みながら、12mmの構造用合板(針葉樹合板)を張りました。
⑦野縁と石膏ボード
床の下地張りが終わり脚立が立てられるようになったので、野縁を組んで石膏ボード(9.5mm)を張りました。
⑧フローリング施工
フローリング施工後、養生シート・養生ボードにてフロアの養生を行いました。
⑨シャッター雨戸付き断熱窓サッシとシャッターボックス取付
工事の合間を縫って既設アルミサッシを取外し、新規にシャッター雨戸付きの断熱窓サッシを取り付けました。
⑩壁の石膏ボード張り
壁に張る石膏ボードは基本的に12mmの物を使用しました。
施主様の希望で補強を施す箇所は、針葉樹合板(12mm)+石膏ボード(9.5mm)や厚みを変えられない箇所ではMクロス(クロス貼り用の合板12mm)を使用しました。
⑪窓枠とドア枠と開口枠
窓枠とドア枠と開口枠をそれぞれ取り付けました。
今回、施主様が開放的な部屋作りを求められ、押し入れや仕切りにドアを付けない箇所が多くそのような部分に開口枠を付けて、後日カーテンなどで仕切りたくなった時の下地と出来るように配慮しました。
内装工事も大詰めを迎えましたので中間まとめ的な記事にしてみました。
この先は廻り縁・巾木の取り付け後にクロス工事、システムキッチン取付工事、シャンプードレッサー取付工事、温水御洗浄便座設置工事で内装工事はほぼ終了となります。
5月の終盤からはクロス工事などと並行して外回りの補修に取り掛かる予定です。
サッシ入れ替え時に張ったラスカット部分をモルタルで既存壁の厚さに調整してから、外壁の塗装作業に入ってもらいます。
6月に入ってからは軒天や破風板の板金施工、さらに既存のセメント瓦からガルバリウム鋼板屋根材に屋根の葺き替え工事と雨樋取り付けを実施して仮設足場を撤去。
最後にバルコニーなどのエクステリア工事を行う予定です。