ゴールデンウィーク中につくば市で棟瓦の取り直し工事を行ってきました。
施工前の様子です。
外れた「丸棟」が谷樋に残っています。それ以外にも積まれた「のし瓦」がズレていました。
自然災害による保険申請をご自身で行われ(調査及び資料作成は当社が担当)支払われた保険金の中で出来る範囲とのご要望で今回の工事に至りました。
まずは棟瓦を撤去。
面戸や漆喰の跡を清掃します。
ワイヤーブラシなどを用いて乾式面戸シートが密着しやすい下地を作ります。
棟金具(ステンレス製)を取り付け、下地となる垂木(45×45)を固定。
乾式面戸シート「ハイロール2」をローラーで圧着。
冠瓦(三角棟瓦)をパッキン付きビスで固定。
屋根全体を清掃して終了です。
東日本大震災以降、当社では崩れた棟瓦の補修工事に関して、今回使用した乾式面戸シートを用いた工法をおすすめしております。
まず、ナンバンや面戸などの重量のある物を使わないので屋根全体の荷重が軽減されます。さらに棟瓦の固定もビスなどでしっかりと取り付けることが出来るので、地震や強風にも耐えられる確率が上がると考えられます。