茨城県牛久市にて石綿(アスベスト)含有屋根材撤去後にガルバリウム鋼板屋根材を施工しました。

 この夏に取得した石綿含有建材調査者と石綿作業主任者の資格を早速活用して、石綿含有建材(かわらU)の撤去・処分を実施しました。

 

 「UNI-PORT」というシステムを導入したので、パソコンで石綿含有建材の調査から石綿撤去や従事者の記録や各機関への申出まで済ませることが出来ました。

 

 

(石綿含有建材の調査結果や必要事項の掲示)

 茨城県の石綿関連の処理は「エコフロンティアかさま」への搬入後、埋立処分となります。

 

粉じんによるアスベストの飛散を防止するため、破砕しないよう固定釘を抜き1枚1枚外して荷揚げ機を使用し階下に仮置きしました。

(仮置きしたかわらUはブルーシートで養生し、屋根工事完了後に「エコフロンティアかさま」へ運搬しました)


 防水シート(ゴムアス系ルーフィング)を全面敷き込み。


 今回お客様が採用されたのは、ニチハ センタールーフ「横暖ルーフαS」のKギングロSというカラーです。

 「横暖ルーフαS」はSGL鋼板(ポリエステル塗装高耐食GLめっき鋼板)を使用し、最大17mm厚の断熱材と組み合わせることで優れた断熱性能を発揮するそうです。(標準品の横暖ルーフSは最大12mm厚)

(メーカーHP参照)


 2階屋根の施工後です。


この後同様に1階屋根を施工しました。


 仮置きしたかわらUを処分した後は、Hepaフィルター搭載掃除機で丁寧に清掃しました。


 石綿(アスベスト)含有屋根材は平成14年(2002年)以降は使用されなくなったようなので、屋根の葺き替えなどの工事の際は注意が必要です。

 令和4年4月から石綿含有建材に関する調査が、一定以上の規模の工事において義務付けられました。(延べ床面積80㎡以上もしくは請負金額が100万円以上など)


 今回は調査の結果、石綿(アスベスト)が使用されていた頃に生産された「かわらU」だったので、石綿則に準じた撤去および処理作業を行いました。

  

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