ゴールデンウイークが近づいてきましたが、
つくば市にて屋根工事に着手しました。
現在は瓦棒葺きの屋根で、数年前に塗装されているそうですが塗膜剥離や腐食による穴あきが複数箇所認められました.
このようにタッチアップ(塗装工事のアフターで塗られたそうです)跡があちこちに見受けられました。
アップにするとこんな感じで、ケレンせずに古い塗膜が剥がれそうなところに重ね塗りしてしまったようです。(錆止め塗料なども塗らずに一発仕上げされた可能性も否定できませんね。)
腐食して穴が開いている箇所も、中に見える木材まで塗料が塗られているのが分かると思います。ということはこの状況が分かったうえでの工事ということになりますね。
既設屋根材を剥がしての施工もご検討いただきましたが、今回はカバー工法を採用いただきました。
瓦棒部を30×40の材木で補強して、針葉樹合板12mmを屋根垂木に90mmのビスで固定していきます。
今回は下地に合板を施工するので、㈱サポートの「エコルーフⅡ」を使用しました。
この「エコルーフⅡ」は重ね部が2重構造になっており、写真の様にフラップを捲りその下をタッカー止めすることで、タッカーが露出しません。
(雨が降ってもタッカーから雨水が滲みこむ心配がないそうです)
どうしてもタッカーが露出してしまう部分には写真のように防水テープを貼り
ました。
昨晩の雨でも今朝の状況ではタッカーからの滲みこみはありませんでした。
軽くて丈夫なうえに靴の裏がベタベタしないので、夏場の屋根葺き替え工事では重宝しそうです。