取引先塗装工事店の依頼で崩れている棟瓦の修理を行ってきました。
施工前です。大きくズレてしまっていることが分かると思います。
ズレが一番大きいところでは桟瓦から棟瓦が完全に外れてしまっており、雨水が侵入し放題な状況になっていました。
既設棟瓦を撤去したところです。写真右側は桟瓦に土が残っていますが、左側はほとんど土の跡が見られません。それだけ長い間風雨にさらされていたということになります。
掃除機を使って細かい土埃などを取り除きます。
その後「乾式面戸シート」のブチルシール部が接着しやすいように、充電ドリルなどに取り付けた錆び取りブラシやワイヤーブラシなどで土汚れを取り除きます。
ステンレス製棟金具と樹脂製下地材「エコランバー」を固定します。
「乾式面戸シート」を「エコランバー」にタッカーで止付けます。
ローラーを用いてブチル面を桟瓦にしっかり圧着させます。
今回取り付けたのは「冠瓦」といって三角形の棟瓦になります。
パッキン付きのステンレスビス75mmで各2ヶ所固定するので地震や台風に強くなるうえ、粘土やナンバンなどの重量物を使用しない乾式工法で屋根も軽くなっています。
東日本大震災以降、屋根の軽量化と地震や台風に強い屋根をご提案させていただいております。
ご相談などございましたらお気軽にお問い合わせください。