茨城県つくば市でコロニアルNEO葺き屋根の太陽光モジュールを取り外して、ガルバリウム鋼板製屋根材「スーパーガルテクト」によるカバー工事後、スワロー工業「D-SWAT SAMURAI載せ替え工法」を用いて太陽光モジュールの復旧を行います。
「コロニアルNEO」は石綿含有建材ではないので、石綿事前調査の結果報告はしましたが、立ち入り禁止などの処置は必要ないため掲示物は調査結果のみ足場に貼り付けました。
太陽光モジュール取外しの準備で図面に合わせた番号などを貼り付けました。
太陽光モジュール撤去
この日は翌日から雨の予報が出ていたので、架台の取り外しは連休明けにやることにしました。
架台を取り外して清掃。
架台取付ビスを抜いた穴にコーキングを打ち、防水テープを貼りました。
粘着タイプ下葺き材「貼ってGO」を施工。
谷樋には捨て貼りしてから施工します。
このあと、屋根垂木に合わせて墨を打ちました。
資材等の仮置きと捲れ防止の意味で垂木を数カ所留めつけています。
今回の現場では以下のような問題が認められました。
これは架台ベース金物の固定の様子です。
上の固定ビスが防水処理(コーキング)されていませんでした。
このような施工ミスが数カ所認められました。
固定ビスにはパッキンが付いていたので、簡単に雨水が入り込むことはないと思いますが、問題ですね。
また、ビスによる締め付けで変形したのかコロニアルNEOの左右の合わせ目にコーキングが打たれていました。
コロニアルNEOは石綿非含有なので素材が脆く、踏み割れや釘の打ち込み過ぎによるクラックが目立つ屋根材です。
太陽光モジュール取外し後の屋根面には屋根材の割れや欠損が多数認めらました。おそらく太陽光設置工事の際に踏み割れや締め付け過ぎによる割れなどが発生していたものと思われます。
しっかりと粘着タイプの下葺き材を施工しましたので、防水は万全です。