先日、棟包板金の交換と2階部分の軒天補修を行った現場の続きです。
昨日は風速7mと強い風の吹き荒れる中、1階部分の軒天補修と軒天廻りのコーキング処理を進めました。
鬼怒川から広がる田園地帯を見下ろす小高い丘の上に建っているので風当たりも強く、吊り金具(軒樋取り付け用)の勾配を見るための墨を打てずに翌日持ち越しとなりました。
①軒天補修後(壁際などのコーキング処理)、隙間が開いているように見える部分は「目透し」と言って10mmくらい間隔をあけて施工しています。
(既設も同様に施工してありました)
そして本日は朝から吊り金具(軒樋の金具)とデンデン(たて樋の受け金具)を取り付け、午後3時には雨樋の取り付けも終了しました。
②軒樋の吊り金具取付後
ステンレスのベースに樹脂製の取り付け部分がスライドして出幅を調整できるタイプです。既設は60cmくらいの間隔で取り付けてありましたが、今回は455mm(1尺5寸)間隔で寒暖差による変形や雪の重みにも強くなるように取り付けました。
③雨樋取付後
吊り金具を使用すると下から見上げた時に樋受け金具と異なりスッキリとした印象になります。
当社の仕事はこれで終了です。このあと元請け会社の方で外壁や屋根の塗装をするそうです。今回は火災保険の申請および支払われた保険金額内での被災箇所補修工事のみを担当させていただきました。
このように外壁塗装などご検討されている場合でも、火災保険の申請によって雨樋補修や足場架け払いなどの費用がまかなわれてしまう場合があります。
火災保険で何もかも補修出来るわけではないのでその類の営業トークには用心する必要はありますが、上手に利用するために一考の価値はあると思います。