取引先塗装工事店からの紹介のお客様(土浦市)です。
当初はボロボロに劣化した窯業系サイディングを塗装前に何とか出来ないかというご相談でした。
同じ製品が無い点、貼替は屋根や軒天周辺まで施工範囲が広がり規模が大きくなる点などご説明したうえで、一部分のカバー工事を行いその後の全面塗装で目立たなくなるよう既設と近い柄を施工することになりました。
工事完了後、道路から見て正面全体に貼った場合のご相談をいただき、あらためてお見積りと足場が必要になる旨お話し、塗装工事に着手する前に追加工事として実施する運びとなりました。
もともと玄関前は色・柄の異なるサイディングが貼られていたのでそれ以外の2面に金属サイディングでカバーすることになりました。
アイジー工業の「NFテセルブリックⅡ」Fサンドブラウンを施工します。
下地処理として縦胴縁(18×45)を455mmピッチで固定し透湿防水シートを止め付け、窓廻りや出隅部から胴縁が露出しないようアングルを取り付けました。
水平ラインやジョイント部の垂直ラインをレーザー墨出し機で確認した後に水切板金(スターター含む)、出隅に見切縁、窓廻りなどには止縁下地(後から止縁キャップを取り付けます)、サイディングの合わせ箇所にはジョイント下地(後からキャップ施)を取り付けて、サイディング本体を施工していきます。
玄関ポーチ灯を施主様にご用意いただいたので交換しました。
窓廻りなど止縁やジョイント、コーナーにそれぞれキャップを取り付け、既設部分との取り合い部に変成シリコーンで防水処理を施し完了です。
既設の立水栓と外壁のクリアランスがほとんど無かったので、追加で前方へ移設の了承を得ました。
また、門灯・インターホン用の外部接続用部材も交換しています。
このあと、屋根と外壁の塗装工事に着手されるそうです。既設の外壁などはご採用いただいたアイジー工業の「NFテセルブリック」;Fサンドブラウンに色を合わせて塗装されるそうです。