本日1軒目はドローン屋根点検です。
葺替え後数十年経過していて、過去に一度全面塗装を施しているそうです。
このタイプの屋根材はアスベスト(石綿)を使わなくなってから脆くなり、
塗膜剥離や割れなどの問題が多く見受けられます。
当社でも創業当時に数件施工実績があります。メーカー保証のあるうちに対応(カバー工法や葺き替え:お客様の自己負担有り)していただいたお客様がほとんどですが、他社施工の物件においては数年に一度このような案件が浮上してきます。
対策としておすすめしているのは、屋根材の撤去後にガルバリウム鋼板屋根材で葺き替えする方法です。
ガルバリウム鋼板屋根材であれば重量や耐久性の面で優れており、コスト面でも高額になりにくいと思います。
ただし、既設屋根材の処分費は瀬戸瓦(陶器瓦)並みの単価(重量当たり)が掛かってくるので工事を依頼する場合は注意が必要ですね。よく相談してみてください。
(現在 塗装による補強を含めた提案が出来ないか模索中です。)
当社ではメーカーに無石綿証明書など発行していただいて処理していますがそれでも30円/kgの処理費ほかに運搬費などが必要になります。
もし、石綿が含まれているとなると最終処分場への搬入処理となり、茨城県の場合は笠間(事前の処理契約が必要です)まで運搬しなければならず、燃料費や交通費のほか運搬する人件費(距離があるので1度で積みきれなければ2度往復することに)や車両リース代(おおよそ2~3tなので2t車以上が必要)まで計上する必要があります。
こちらの屋根材に関しては石綿が含まれていないようなので、葺き替えでの屋根工事をご提案する予定です。