千葉県香取市 スーパーガルテクトフッ素によるカバー工事

 千葉県香取市 ハウスメーカー建築の戸建て住宅です。

屋根材(平板スレート葺き)の劣化状況が気になるということで現地調査を行いました。

 塗膜の劣化状況は上の写真のように屋根面全体に褪色と剥離、ところどころに亀裂(クラック)が認められました。

 また、棟包板金の固定釘の抜けなども数か所。

 北側の一部にはコケ類の発生も認められました。


屋根点検結果からガルバリウム鋼板屋根材によるカバー工事をご提案させていただきました。


 ご採用いただいたプランはアイジー工業「スーパーガルテクトフッ素」によるカバー工事です。

 まずは既設板金役物の取外し作業。

この時、取り外した既設換気棟の下地が開口されていないことが判明しました。

(平板スレートの施工時に換気棟用の水切板金を取り付ける必要があるのですが、水切板金も開口も無しで形だけの換気棟を取り付けたとは、同じ屋根工事に携わる者としては信じがたい行為です。)

 今回は換気棟を用意しているのでしっかりと開口しておきました。

 屋根面全体に粘着タイプ下葺き材「貼ってGO」を施工する際に、一旦開口部は閉じておきます。ここでは換気棟の水切板金まで取り付けています。

 スーパーガルテクトフッ素施工の様子。

 元の施工状況が差し棟仕様だったので、同様に差し棟仕様としました。

 棟際まで屋根材を葺き上げてエプトシーラーを貼り付けた後、棟下地の材木を取り付けました。

 換気棟を取り付ける直前に「貼ってGO」をカットして開口。

 換気棟を取り付けて各取り合い部に防水処理(スーパーガルテクトフッ素は艶無しだったのでコーキングは変成シリコーンを使用しました。)

 差し棟仕様は手は掛かりますが仕上がりがスッキリしますね。

 

 10月は天候の不安定な日が多く、また当社から60Km以上離れていることもあって現地の天候が全く予想できず、現場に着いてみたら雨が降っていたり風速8mの強風が吹き荒れていたりと遅々として工事が進みませんでした。

 この間に季節は夏から秋へと変化して早くも冬の気配さえ感じるようになってしまいました。


 アイジー工業「スーパーガルテクト」や「アイジーサイディング」などは既に価格改定が実施されてしまいましたが、他メーカーでは価格改定の行われていない場合もございますので、屋根や外壁のガルバリウム鋼板製品によるカバー工事をご検討の方はご相談いただければと思います。

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